3月10日に、のと海洋ふれあいセンターにて石川県内で活躍されている料理人6名を中心とした団体NOTOFUEのメンバーの里海に関する勉強会が開催され、国連大学OUIKも開催に向けてコーディネートのサポートをしました。
まず、金沢大学環日本海域環境研究センター研究員の坂井恵一さんから、能登の里海の特徴や海産物活用の歴史などについてお話しがありました。普段から能登の里海の食材に真剣に向き合っているシェフ達とあって、講義の後には「温暖化の影響はどうなのか?」「自分たちにできることは何か?」など、沢山の質問が飛び交う熱い勉強会となりました。話は尽きず、またこのような場を設けようという事で、前半の講義の時間は終了となりました。
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里海の講義の様子
後半は野外に出て、のと海洋ふれあいセンターの東出幸真さんに海辺の生き物について解説していただきました。海岸沿いに生息する様々な生き物を観察しながら、実際に触れたり、食べられる海藻を少し味見してみたりもしました。「これはうまい!」という声も聞こえてきて、新しい発見も沢山あったようです。天候にも恵まれ、暖かい日差しの中、充実した観察会を行うことができました。
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真剣な眼差しで海藻の解説を聞くシェフ達
これからどのような取組がスタートするのか、今後の展開が楽しみです。