OUIKのフアン研究員はSustainable Urban Nature Project(持続可能な都市自然プロジェクト)の一環として参加型アクションリサーチ (participatory action research: PAR)を金沢市、菊川地区で開始しました。この地域において今年度、市民の参加を重視し、環境保護を促進し、放置されたスペースを活性化させることに焦点を当てた包括的な研究が行われます。
この参加型アクションリサーチ(PAR)活動には、共同問題解決、意識の向上、市民が経済的および環境的変化に効果的に適応するためのエンパワーも含まれます。
菊川でのPARイニシアティブは、次の5つの主要な行動を通じて自然豊かなコミュニティを育成することを目指しています:
- 緑(都市自然)の成長の促進
- 生物多様性のモニタリング
- 緑地の維持
- コミュニティガーデンの共同創造
- エコツーリズムの奨励
PAR活動のキックオフとして、最初のセッション「植物の植え付けを通じた緑の成長」が5月14日に行われました。女性が主体の15人の参加者がについて議論しました。
フアン研究員は、菊川地区でのPARの紹介と、近隣の緑化の利点と課題について発表しました。その後、地元の庭師の指導のもと、参加者は土地の準備、植物の植え付け技術、およびメンテナンスについての洞察を共有しながら、実際の植え付け活動に参加しました。
植え付けセッションの後、フアン研究員は参加者の自然の利点への認識、自然豊かなコミュニティーの輪を拡大する上での課題、および活動を通じて強化されたコミュニティの結束の指標を評価するための討論と調査を行いました。
次のPARセッションは6月28日に予定されています。このセッションでは、生物多様性のモニタリングが中心となり、市民科学者が菊川内の倉月水運河沿いおよび指定された2つの庭園でホタルの調査を行います。
このプロジェクトは、菊川地区でのポジティブな変化を推進し続けており、コミュニティの参加と持続可能な慣行を活用して、より自然豊かでレジリエンとな都市景観を創造しています。