今年度から、珠洲市の全ての小学校でスタートしたSDGs学習プログラムの一環として、2020年9月3日(木)に能登SDGsラボが「ゴール14:海の豊かさを守ろう」に取組む正院小学校で導入授業を実施し、国連大学OUIKのイヴォーン・ユー研究員がゲストスピーカーとしてオンライン講義を提供しました。
対象:正院小学校 5,6年生
日時:2020年9月3日(木)13:45~15:25
講義が始まる前から始めてのオンライン授業に大喜びの生徒たち。
イヴォーン研究員に手を振ったり、質問をしたり。イヴォーン研究員も嬉しそうに答えます。
能登SDGsラボのスタッフたちからSDGs全体の話を聞いた後、イヴォーン研究員から「SDG14から考える能登の里山里海を元気にするために私たちができること」と題して、オンライン講義が始まりました。
すでに海岸でごみ拾いなどの活動をスタートさせていた正院小学校の生徒たちは、海の問題や能登の里海に関するより詳しい話を真剣に聞いています。
里海は「海のゆりかご」としてとても大切な場所であること、海の問題の多くは人が暮らしている陸によるものであるということ、一度海に流れ出てしまったゴミは何十年、何百年も分解されずに漂い続けるということなど、自分達の暮らしと海のつながりについて、学んでいきます。
イヴォーン研究員が投げかける質問にもさっと手が挙がります。
レクチャーの最後には、能登の里山里海を元気にするために自分達ができることについて、具体例を用いて説明してもらいました。
世界レベルの大きな問題にも、自分たちの身の回りで取り組めることが色々あるということに気付くことができた様子。
最後に担任の先生から感想を言える人は発表するように促されると、全ての生徒が一人ずつ感想や今後取り組みたい事などを発表してくれました。
「僕たちが目指している『海の豊かさを守ろう』のゴールについてイヴォーンさんから大切なことを聞けました。その話を聞いて、僕たちもできることがないかと考えることができたので良かったです。」「自分でできることを沢山しようと思いました。」など、素直で前向きな感想を聞き、この生徒たちが大人になるSDGsゴールの目標年2030年にはもっともっと明るい未来が待っているように、今の大人達も全力でSDGsに取組まなくては、と感じました。
さて、この導入授業を受けて、正院小学校の生徒たちの取組はどのように発展していくのでしょうか?今後の活動がとても楽しみです。
企画・実行:能登SDGsラボ
協力:国連大学OUIK
執筆:国連大学OUIK