(写真提供:岐阜県)
「白山開山1300年記念『山の日』シンポジウム in 郡上」(主催:岐阜県、郡上市、共催:白山ユネスコエコパーク協議会、後援:一般財団法人全国山の日協議会)が開催され、OUIK飯田義彦研究員が特別講演として登壇しました。
場所:郡上市総合文化センター文化ホール(岐阜県郡上市八幡町)
日時:2017年7月7日(金):シンポジウム、7月8日(土):エクスカーション
会場には、合わせて約750人が集まり、そのうち岐阜県内の高校生(岐阜農林高等学校環境科学科、森林科学科、加茂農林高等学校森林科学科、郡上高等学校森林科学科、食品流通科、総合学科)が310名参加しました。
シンポジウムでは、岐阜県知事、郡上市長の挨拶にはじまり、記念講演として、涌井史郎氏(岐阜県立森林文化アカデミー学長)から「スピリチュアル・ランドスケープ(精神的標)の象徴 白山」と題して講演が行われました。
飯田研究員(白山ユネスコエコパーク協議会事務局アドバイザー兼務)からは、「白山ユネスコエコパークの意義と今後の可能性~環白山の視点から」と題して、生態系保全と人の暮らしの調和を目指すユネスコエコパークの考え方や認定基準、加えて、OUIKブックレット生物文化多様性シリーズ#2 『 白山ユネスコエコパーク ー人と自然が紡ぐ地域の未来へー』の各論考に基づいて、白山の自然、文化、環白山地域の取組事例について話題提供を行いました。合わせて、ユネスコ関係者による白山ユネスコエコパークへの訪問の様子についても写真を交えて紹介しました。今後、白山ユネスコエコパークには、若手人材の育成と参画が継続的に進められていく素地と可能性があることを提起しました。
7月8日には、郡上市石徹白地区を中心にエクスカーション(石徹白まちづくり協議会協力)が行われ、白山古道トレッキングコースでは、古道再生プロジェクトが進む山道や白山中居神社を訪れ、白山信仰や自然と暮らしとのつながりについて理解を深めました。