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金沢市立犀桜小学校で金沢の生物文化多様性についての授業

2024/10/28

2024年9月27日(金)、OUIK研究員のファン博士が金沢市菊川地区にある金沢市立犀桜小学校の児童55名を対象に「金沢の生物文化多様性について学ぼう」という授業を行いました。昨年から開催しているこの授業は、文化と自然が深く結びつく金沢市の例を通して生物文化的多様性の重要性を伝えることを目的としています。

今年度の授業は、菊川地区の協会と連携し今年度からOUIKで進めている参加型アクションリサーチの一環として、地域住民や若い世代のグリーンコミュニティを促進することを目的として一環として行われました。

授業では、フアン博士がまず生物多様性と文化多様性の意味や関係を説明しました。このテーマをより身近に感じてもらうため、菊川地区の用水や庭園、加賀染めの職人やアトリエを運営する漆職人の生活について紹介し、人間(文化)と自然が互いに生かし、つながり合って存在している金沢の生物文化多様性の特徴について説明しました。

児童たちは熱心に聞き入れ、メモを取り、たくさんの質問が上がりました。授業の最後には、各自の家庭での庭について話し合い、多くの児童が祖父母の庭があると答え、手入れをしているのは祖父母であることがわかりました。フアン博士は、祖父母と一緒に庭の手入れを手伝い、木々や土、大自然の恵みを楽しむよう促しました。

今年度のこの授業は先生方の協力もあり、2回授業を開催するプログラムとなっています。次回の授業では都市の自然に焦点を当て、11月に屋外で実施する予定です。都市自然の手入れをしたり、有名な兼六園の訪問も予定しています。

OUIKでは、都市自然の重要性を広め、次世代が幼いころからその価値を学び、感じられるようにすることが大切だと考えています。地域の皆さま、学校の先生方には、このような機会をいただきご協力いただき、大変感謝いたします。

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