2023年3月4日に石川県立図書館にて開催された「里山里海ワークショップデーin百万石ビブリオバウム」(主催:いしかわ里山づくり推進協議会、石川県)において「能登の里山里海生物多様性セミナー」が開催されました。国連大学OUIKが活動を支援している能登GIAHS生物多様性ワーキンググループのメンバー6名が講師として協力しました。国連大学の小山研究員が導入とまとめを担当し、里山里海の生き物の詳しいお話しを石川県立大学の柳井清治先生、いしかわ自然学校の野村進也さん、金沢大学環日本海域環境研究センター 連携研究員の坂井 恵一さん、石川県農林水産課の池森貴彦さん、金沢大学能登学舎の岸岡智也さんからお話し頂きました。
このセミナーは小学校高学年以上を対象に開催し、当日は68名の方に参加いただきました。能登の里山里海の生き物の詳しい話や食とのつながりなど、普段なかなか聞くことができない内容にみなさん興味を持って頂いている様子でした。能登に生息する生き物たちの面白い生態や重要性、生き物のつながり、そしてワーキンググループで進めている市民参加型のモニタリングの取り組みや教材などについて知って頂く機会になったのではないでしょうか。初めて見る生き物の標本や生きたカニ、鳥の羽、海藻などに子供達は興味津々の様子でした。最後には子供たちには生き物のクイズの時間も楽しんでもらいました。
当日の様子は石川県世界農業遺産活用実行委員会のYouTubeチャンネルでアーカイブ配信中です。