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生きもの調査 in 能登島

2020年5月24日、能登島小学校5年生の皆さんと、長崎町の岩礁海岸にて里海の生物多様性について知ってもらうための生きもの調査を行いました。国連大学も活動を支援している能登GIAHS生物多様性ワーキンググループと七尾市で企画・準備を進め、ワーキンググループの専門家メンバーである坂井恵一さん(金沢大学環日本海域環境研究センター)に講師をお願いしました。現地では他のワーキンググループのメンバー、国連大学の小山明子研究員、柳井清治さん(石川県立大学)、木下靖子さん(金沢大学)、源内伸秀さん(能登島の里ながさき)
に加え、国連大学の富田揚子と小林秀輝さん(金沢大学)も活動をサポートしました。

はじめに坂井さんのお話を聞きながら、今日のスケジュールを確認しました。「里海で発見できる生きものを知っていますか?」という質問に対して、児童たちは「タイ」、「フグ」と色々な生きものを挙げていました。坂井さんが「今から行く海岸にはたくさんの生きものがいます。同じ種類のものを沢山採集するのではなく、いろいろな種類の生きものを採集して、観察してみましょう。」と説明しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

一同はマリンブーツに着替え、箱メガネと採集した生きものを入れるバケツを持って海岸に移動しました。岩場の浅瀬にて生きもの観察の開始です。
小さな石ころのように見えるものも、近くで見てみると貝だったり、水の中を箱メガネで見てみると、小さなエビや魚がたくさん泳いでいたりと、次から次へと色々な生きものを見つける児童たち。
「魚はいっぱいおるけど、早くて捕まえれん」、「貝がおるけど、岩にくっついとって取れん」と、苦戦しながらも、後で種判別するため、グループで協力して、なるべく多くの種類の生きものを採集しました。

 

 

 

 

 

 

たくさんの生きものを入れたバケツを持って、次は種判別の時間です。講師の先生のお話を聞きながら、同じ種類の生きものをバットの上でまとめました。ワーキンググループのメンバーで作成した里海の生きものの下敷きを見ながら「この貝、同じに見えるけどちょっと違う」、「これヤドカリかな?」と児童たちは観察し、種類が判別したものをワークシートに書き込みました。講師の先生からも「石畳みたいな柄がある貝はイシダタミっていう貝やぞ」、「細長い、たくさん見つかった貝がウミニナの仲間です」と説明を受けました。シロウミウシという小さくてプニプニした生きものが、珍しかったのか児童たちは興味津々で観察していました。「3、4cmほどの小さくて可愛らしいシロウミウシがこれで大体大人のサイズなんだよ」と聞いて驚いた様子の児童たちでした。

最後はスマートフォンのアプリ(Biome)を使って、生きものの名前調べと情報投稿も体験しました。「ムラサキウニ」や「クモヒトデ」などの種類が判別できました。

国連大学では世界農業遺産「能登の里山里海」活用した持続可能な未来へ向けての教育活動をサポートしています。身近な生きものに触れ、観察したり、地域の方のお話を聞く、このような機会は能登の自然、伝統、文化を次世代に継承するための第一歩と考えています。今回の生きもの調査を経て、児童たちがより一層、自分達が住む地域に興味を持ち、今後もさまざまな活動を通して理解を深めてくれることに期待しています。

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