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IMAGINE KANAZAWA 2030 パートナーズ 交流会#3(2021年7月13日)の開催

金沢ミライシナリオをパートナーシップで実践するためのプラットフォームであるIMAGINE KANAZAWA 2030パートナーズ。始動から早1年が経過し、約140の企業、団体、個人の方にご登録いただく大きなプラットフォームに成長しています。パートナー会員間の交流が生まれる場、パートナーズ交流会を昨年度は合計2回しか開催できませんでしたが、今年度は毎月開催することで、会員同士の協働プロジェクトがどんどんと生まれ育っていくことを目指しています。

 

 

 

そのパートナーズ交流会の第3回目(2021年度第1回目)の交流会が7月13日に開催され、多くの企業、団体、個人の方、約50人にお集まりいただきました。今年度は「会員のみなさんと協働で実行したいプロジェクト」や「会員のみなさんと一緒に考えたいテーマ」がある方にピッチプレゼンしていただき、それを話題に参加者同士でディスカッションを行う、というものを予定しています。今回は合計5つの企業、団体からそれぞれの取り組みついてご紹介いただき、それに基づいて5つのグループに別れて話し合いを行う形で進行しました。

今回、ピッチプレゼンされたのは、以下の5つの企業、団体様です。

1)野村證券株式会社「サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)」
2)kanazaWAZA研究所 「サスティナアート プロジェクト 放置竹林編」
3)一般社団法人Code for Kanazawa 「地域課題解決コンテストへのご協力のお願い」
4)石川中央魚市株式会社 石川の朝とれもんプロジェクト事務局 「サステナブルシーフードの流通促進」
5)株式会社ロータスコンセプト 「大⻨ストローを広く知って頂く体験型プロモーション」

 

 

野村證券株式会社さんからは、「共感」と「応援」を軸としたESG投資の考え方や金沢におけるサステナビリティ・トランスフォーメーションのためのエコシステムの考え方がご紹介されました。また、ESGの文脈で高校生向けの投資教育にも力を入れていくそうです。kanazaWAZA研究所さんからは金沢市でのアートを活用した放置竹林問題解決への取り組みとしてご紹介いただきました。竹の伐採を通した竹林整備、竹材アートの制作、そして使用後の竹を再利用した土壌改良までの一連の循環モデル型のアートプロジェクトとして企画しています。重要企業、行政、市民、教育現場といった多様な関係者を交えた協働モデルのもとにプロジェクトを進めているそうです。

一般社団法人Code for KanazawaさんはITやデザインを活用して地域課題を解決しようとする団体です。同団体が運営するICTを活用して社会課題の解決を促進する事業である「地域課題解決コンテスト」についてご紹介がありました。石川中央魚市株式会社 石川の朝とれもんプロジェクト事務局さんからは同プロジェクトが取り組んでいるエコラベルについてご説明いただきました。エコラベルには、MEL認証やMSC認証、またASC認証といった多様な制度が存在しています。それぞれ、漁獲方法や養殖方法の持続可能性や環境負荷軽減について評価する内容になっていて、認証された商品の普及やイベント開発を進めていく予定だそうです。

最後に、株式会社ロータスコンセプトさんからは同社が製造・販売する大麦ストローについてご紹介いただきました。同社では大麦ストローを普及することで、プラスチックストローの廃棄や生産があたえる環境問題に取り組んでいます。石川県小松市の大麦を使っていて、専修大学や金沢市の「彩の庭ホテル」などで取り入れられています。大学や企業の食堂での普及を進めていきたいそうです。

各社、各団体から発表が終わったあと、グループに別れてディスカッションが行われました。各プロジェクトやテーマについて、企画提案された企業、団体のモチベーションや熱い想いとともに、参加者のみなさんの積極的な質問や提案が飛び交い、協働で出来る何かが生まれる有意義なディスカッションの機会になったのではないかと思います。今後もパートナーズ交流会の場が、企画提案者や参加者のみなさんがつながり、協働して地域でコレクティブインパクトを起こしていけるきっかけとなる場を提供していきたいと思います。

IMAGINE KANAZAWA 2030パートナーズでは会員を随時募集しているほか、交流会でピッチプレゼンしたい企業、団体、個人の方、また交流会運営に関わってくださるメンバーも募集しています。奮ってご応募ください。

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