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いしかわ世界農業遺産国際貢献プログラムとの共同スタディツアー開催 

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当目里山稲作農林資料館にて米作りにおける伝統的な知識について学ぶ留学生たち。

 2018年11月17日から19日にかけて、世界農業遺産(GIAHS)「能登の里海里山」に認定されている石川県能登地方にて「いしかわ世界農業遺産国際貢献プログラム」が開催され、国連大学、金沢大学、石川県立大学の留学生からなる世界13カ国総勢18名(台湾、ジンバブエ、インドネシア、コロンビア、シンガポール、ネパール、リベリア、アメリカ、フィリピン、タンザニア、ブラジル、中国、日本)が里海里山を活用した地域振興の取組を学びました。

 

 

 今回のスタディツアーは、石川県によるGIAHS国際貢献プログラム、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)学術プログラム、国連大学いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(OUIK)が能登をフィールドに共同企画・開催した初めてのスタディーツアーです。UNU-IAS学術プログラムとしては、Trans-disciplinary and Graduate Research Seminar(TGRS)という共同演習の一コマとして実施をし、斎藤修教授と共に、学生たちは「防災(レジリエンス)」「環境教育」「エコツーリズム」という3つの分野に分かれ、学際的なアプローチを用いた研究に挑みました。三日 間に渡るこのプログラムでは輪島市、穴水町、七尾市、珠洲市などを訪れ、地域資源を活かした観光企画の開発、伝統知識や伝統的農法・漁法を次世代に受け継ぎ、活用していく取り組み、コミュニティによる伝統地のアーカイブ化、などを視察、体験しました。

環境保全・再生活動を行う粟津の水田の見学

環境保全・再生活動を行う粟津の水田の見学

最終日の発表会で学生たちは各分野のチームに別れ、以下についての発表を行いました。

・コミュニティー内での災害リスク認知と気候変動に対する戦略

・ESD(持続可能な開発のための教育)と伝統的な知識の効果的なプロモーション

・農業における伝統的な知識を用いたエコツーリズムの促進と世界での取り組みの紹介

 

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 地域の課題解決に向け、国際的な視点を用いたアイデアがたくさん飛び交う意見交換の場となりました。発表会に出席いただいた地元や大学関係者の方々と共に持続可能な発展に向けての可能性についても討論しました。人口減少、高齢化という問題により、次世代への担い手が不足している日本の地域社会での様々な問題や課題は他の国のそれらにリンクしている部分も多く、学生たちからは「能登での取り組みを今後、母国で活用したい」という意見も多く出ました。

 

 今後、OUIKではこのような教育プログラムを通じ、「能登の里山里海」が持続可能な開発における国際的な研究活動の拠点となるようさらに推進していきたいと考えています。

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