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世界農業遺産スタディ・ビジットプログラム第一回講義

今年度から石川県との共同プログラムとして、世界農業遺産(GIAHS)スタディ・ビジットプログラムを始動しました。

このプログラムは石川県内の大学生を対象に能登の里山里海GIAHSを通して国際的な視点を持つ若者の育成と地域への貢献を促進することを目標にしています。

選考にて選ばれた7名の学生は講義や能登での研修を通して主に以下のことを学びます。

  • 里山里海のシステム
  • 生物多様性
  • 伝統知識
  • ツーリズム、産業
  • 課題(少子高齢化・後継者問題など

参加学生のうち5名は9月に開催されるイタリア研修にも参加し、FAO、IFAD、WFPといった国連機関の本部やイタリア国内のGIAHSを訪問し持続可能な伝統農法やエコツーリズムについて学ぶ予定です。

 

 

 

 

 

 

7月1日に開催された第一回講義では国連大学OUIK客員リサーチ・フェローの永田明さんと小山明子研究員が登壇しました。

GIAHS日本導入当初からプログラムに関わってきた永田さんからはGIAHSとは何か?というところからGIAHSの活用やモニタリングの重要性についてまで詳しく解説いただきました。

小山研究員は能登GIAHSについて解説しました。学生たちは関心はあるものの、GIAHSについてまだ詳しく知らない方がほとんどだったため、この講義を通じて能登の里山里海がGIAHSに認定された経緯や、里山・里海のシステムの特徴、景観や食文化の多様性について深く学ぶことができました。

講義後、自己紹介を挟み、学生たちはテーマごとにグループワークを行いました。

食グループと環境・自然グループに分かれ、それぞれGIAHSについて、何を深堀して学びたいか、どんか地域貢献ができそうか、アイデア出しを行い、詳しい学習テーマを定めました。

現地研修では能登地域の農家さんや食品加工工場などを訪問し、テーマごとの学びを深める予定です。

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