2016年5月11日(水):生物文化多様性シリーズ#2「白山ユネスコエコパーク-ひとと自然が紡ぐ地域の未来へ-」刊行記念イベント
ユネスコ本部(フランス・パリ)からNoëline Raondry Rakotoarisoa氏(ユネスコ生態地球科学部MABネットワーキングセクションチーフ)が国連大学サステイナビリティ高等研究所(東京都渋谷区)を訪問し、当日に開催された国際シンポジウム「世界ネットワークを通じた学びあいと生物文化多様性の保全―ユネスコエコパークの事例から考える-」に登壇しました。
(左:竹本和彦IAS所長、中央:Noëline Raondry Rakotoarisoa氏、右:渡辺綱男IAS-OUIK所長)
ノエリン氏は、日本全国8ヶ所のユネスコエコパーク実務担当者らとともに、世界との学びあいに向けて日本がどのようなことが貢献できるかについて意見交換を図りました。
シンポジウムでは、飯田義彦OUIK研究員から、「世界ネットワークとの学び合いに向けたアプローチ-国連大学OUIKブックレット 『白山ユネスコエコパーク』が目指すところ」と題して、また、中村真介氏(日本ユネスコエコパークネットワーク運営ワーキンググループメンバー/ 白山ユネスコエコパーク協議会事務局員)からは「世界のユネスコエコパークとつながる-第4回ユネスコエコパーク世界大会での発信」と題して話題提供があり、国連大学OUIKと地域のステークホルダーが協働しているユネスコエコパークの事例として取組が共有されました。
今回、初来日となったノエリン氏からは、日本のユネスコエコパークの経験が世界ネットワークにとっても多くの教訓となるものである、とのコメントを頂きました。
(文責:飯田義彦)