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世界農業遺産を軸とした地域発の 国際貢献プログラムの発足

2017年11月20日、石川県、金沢大学、石川県立大学、国連食糧農業機関(FAO)、JICA北陸支そして国連大学サステイナビリティ高等研究所が「いしかわ世界農業遺産国際貢献プログラム」に関する覚書に署名しました。

石川県能登半島9つの市町に広がる「能登の里山里海」は、2011年、先進国で初めて佐渡とともに世界農業遺産(GIAHS: Globally Important Agricultural Heritage Systems)に登録されました。以来、国連大学は石川県、9つの市町、地域の方々とともに様々な取り組みを行ってきました。2013年のGIAHS国際会議では、能登コミュニケにより先進国GIAHSと途上国GIAHSの関係を強化していくことが提案され、石川県は、翌2014年から、能登の里山里海の保全と利活用、地域づくりを研修するプログラムを立ち上げ、これまで、ブータン、インドネシア、ラオスなど6カ国から研修員を受け入れてきました。

今般、この事業を発展させ、能登の里山里海における「持続可能な地域作り」を、途上国からの研修員が現場で学び、またその研修への貢献を通じて能登地域もグローバルな持続可能性の価値に気付ける、双方に学びをもたらすことを狙った国際貢献プログラムが発足しました。プログラムには世界食糧機関(FAO)、JICA北陸支部、金沢大学、石川県立大学、石川県、そして国連大学サステイナビリティ高等研究所が研修実施機関として参加します。

国連大学サステイナビリティ高等研究所OUIKは、これまでのGIAHSにおける研究成果や知見、ネットワークなどにより総合的にプログラムをコーディネートし、GIAHS認定を目指す地域のみならず、持続可能な地域作りを広く途上国のパートナーと共有し、地域間の学びあいを強化していきます。

握手

(左から)仁田JICA北陸支部長、竹本国連大学サステイナビリティ高等研究所長、谷本石川県知事、ボリコFAO駐日連絡事務所長、山崎金沢大学学長、熊谷石川県立大学学長

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