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令和8年度 能登GIAHS生物多様性ワーキンググループ全体会合が開催されました

2026年7月3日午前、能登空港会議室において、本年度の能登GIAHS生物多様性ワーキンググループ(WG)全体会合が開催されました。オンライン参加を含め、自治体関係者や専門家など計26名が参加し、国連大学(UNU-IAS OUIK)は事務局のサポートを行いました。

会合では、5年に一度世界農業遺産認定地域で実施されるモニタリング調査が秋に実施予定であることと、その結果を踏まえ、年度内に「第4期GIAHS保全計画」が策定されるスケジュールが事務局から共有され、WGとしてどのように協力していくかについて議論しました。モニタリング調査に向けた資料作成などにWGが協力することが確認されました。また、能登半島地震後の自然環境の変化を計画にどのように反映させるかという点では、土木的な復旧を急ぐだけではなく、「自然回復に委ねる場所」と「人為的に修復・再生する場所」の棲み分けを検討し、生物多様性の視点から留意すべき事項について計画を策定する上での検討課題として挙げられました。また、震災後の再生の状況を5年間継続的に把握するため、生物多様性などの観点から重要な地域を「モデル地区」として設定する案も示されました。

昨年度から継続している活動の成果と今年度の計画についても報告がありました。5月には国際生物多様性の日を記念した「能登復興と森づくりを考える」イベントを共催したほか、石川県立図書館や石川県立自然史資料館でのパネル展示に協力し、トキの放鳥と関連付けながら能登の里山里海の魅力を発信していることが紹介されました。

また、これまでの活動を点から面へと広げるため、既存の学校ネットワークや地域団体との連携強化についても議論されました。高校生による環境DNA調査の取組と連携した生きもの観察会の実施や、里川の観察会用教材の制作などを通じて、将来の担い手育成と活動の能登全域への展開を一体的に進めることの意義が共有されました。さらに、秋に専門家メンバーが企画している植林イベントについて、WGとして協力して開催する可能性も共有されました。

震災や豪雨の影響を踏まえ、WGの活動内容や今後の方向性についても、保全計画の改定に合わせて改めて整理・検討していく必要性が共有されました。WGでは今後も専門的な知見を持ち寄りながら、地域や教育現場と連携し、能登の生物多様性の保全と創造的復興につながる取組を進めていきます。

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