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エスポッチ大学一行の金沢訪問

第10回国際サトヤマ・イニシアティブ・パートナーシップ国際会議(IPSI-10)の共催に関する覚書(MOU)署名イベントへの出席を目的として、エクアドルのEscuela Superior Politécnica de Chimborazo(ESPOCH)の学長を含む大学関係者一行が来日しました。その来日にあわせ、東京での署名イベントに先立ち、国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(UNU-IAS OUIK) の拠点である金沢を事前に訪問しました。

金沢では、OUIKが進めている里山里海に関する研究活動をはじめ、地域に根ざした持続可能性研究、人材育成、自治体や地域コミュニティとの協働の取組について紹介を行いました。特に、都市と周辺地域の自然・文化・生業を一体として捉える視点や、里山里海の知見を国際的な政策議論や教育につなげるアプローチについて意見交換が行われました。ESPOCH側からは、アンデス地域における社会生態学的生産ランドスケープの特徴や大学の役割が共有され、両地域の共通点や相違点を踏まえた今後の連携の可能性について建設的な議論が行われました。

あわせて、一行は金沢市内の庭園や都市自然を視察し、歴史や文化と深く結びついた自然環境の保全・管理の実践について理解を深めました。都市の中に自然を位置づけ、暮らしや教育、地域づくりと結びつけてきた金沢の経験は、IPSI-10における議論やプログラム検討においても重要な示唆を与えるものとなりました。

本訪問は、東京でのMOU署名イベントに向けた相互理解を深めるとともに、IPSI-10の成功に向けた信頼関係の構築と、今後の国際連携を具体化するための有意義な機会となりました。

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