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東京農業大学学生、研究夏合宿で金沢を訪問

東京農業大学 地域環境科学部 造園科学科 造園建設・空間情報研究室夏合宿

-兼六園見学とOUIKで卒業論文の研究テーマの発表-

 

2018年8月21日に東京農業大学 地域環境科学部 造園科学科 造園研究・空間情報研究室の3、4年生24名と山崎元也教授、國井洋一教授、張平星助教授3名が研究夏合宿で金沢に訪れ、兼六園見学とOUIKで4年生の卒業論文の研究テーマの発表を行いました。

兼六園見学では、OUIKのフアン・パストール・イヴァールス(Juan Pastor Ivars)研究員が引率し、野々市芳朗さん(株式会社野々市造園 会長)に兼六園の解説をしていただきました。兼六園の見学をする前に、フアン研究員が自身の研究についての説明と、金沢の地形や文化について学生に紹介しました。兼六園内で野々市さんと合流し、兼六園を案内していただきました。まずは兼六園発祥の付近である瓢池(ひさごいけ)、翠滝(みどりたき)から歩き始めました。

 

 

 

 

 

 

日本最古と言われる兼六園の噴水です。上に位置している霞ヶ池から水を引き、高低差による自然の水圧で水が噴き出るように作られています。学生からは「えー、動力を一切使っていないの?!」と驚きの声が上がっていました。この噴水は、金沢城内の二の丸に水を引くために試作したと言われているそうです。

青戸室石(あおとむろいし)の一枚石で作られた黄門橋です。黄門橋を渡ったすぐ左手には、獅子(しし)の形に見える自然石「獅子巖(ししいわ)」が見えます。獅子巖は、兼六園三名石(虎石(とらいし)、龍石(りゅうせき))に数えられています。

 

 

 

霞ヶ池を周遊し内橋亭(うちはしてい)の横を通ると、親不治(おやしらず)と呼ばれる場所があります。栄螺山(さざえやま)の山腹が霞ヶ池に迫り、配置された岩の荒々しい様子が、北陸道の難所、新潟県の親不知海岸を連想させることから名付けられたそうです。庭園にはその土地の風土や芸能文化、宗教や精神性などが反映されているとのことです。金沢では優美よりも荒々しさを好み、それが石の配置にも反映されているとのことです。兼六園では、地元の戸室山で産出される戸室石(とむろいし)がよく使われているそうです。

 

 

 

 

 

 

11枚の赤戸室石を連ねた独創的な造形の雁行橋(がんこうばし)です。

 

 

 

 

 

 

樹木の剪定にも金沢らしさは表れており、人間の手が入ったと悟られないように剪定するのが理想的であったそうです。

 

 

 

 

 

兼六園のシンボルとしてもよく知られ

る二本脚の徽軫灯籠(ことじとうろう)です。琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付いたと言われているそうです。この灯籠は水面を照らすための雪見灯籠が変化したものだそうです。片脚は水中にあり、もう一方の短い脚は石の上に乗り、うまくバランスを保っています。

日本武尊像(やまとたけるのぞう)です。銅像が立つ台座を下から支える石積みは、自然石を積み上げているそうです。石積みの三カ所にヘビ・カエル・ナメクジに似た自然石があり、この三つが互いに「三すくみ」(ヘビはナメクジを恐れ、ナメクジはカエルを恐れ、カエルはヘビを恐れ三者は牽制する)で身動きが取れないために、この石積みは崩れないという言い伝えがあるそうです。

 

 

 

 

金沢という地名の由来となったと言われている「金城霊沢(きんじょうれいたく)」です。兼六園の側に位置しています。芋堀藤五郎(いもほりとうごろう)の伝説と共に「金洗いの沢」と親しまれ、やがて「金沢」の地名が生まれたとのことです。

兼六園見学の最後に、全員で記念撮影です。

 

兼六園見学の後、しいのき迎賓館に移動しました。

OUIK事務局長の永井が東京農業大学の皆さんにOUIKの活動を紹介しました。

張平星助教授から東京農業大学の紹介がありました。

皆さんが所属する「地域環境科学部 造園科学科 造園建設・空間情報研究室」では、建設、計測技術を追求し、ランドスケープエンジニアを目指しているそうです。

4年生から一人ずつ卒業論文のテーマの発表がありました。

卒業論文のテーマは多岐にわたり、ドローンなどの最新技術を使って景観調査を行う研究や、景観の分析から街の魅力度を考察する研究などがありました。

学生の発表後、OUIKの永井から

「金沢の庭園を見た時のように、人が感じる心地よさや快適さ、美しさという主観的なものの感じ方をテクノロジーで測り、示すというのはどのように行うのか。」という質問が出ました。

質問に対して学生は、「数値化して指標を出すことができると考えている。例えば写真撮影をしたものを、分析をかけるアプリを使って空間を定量化し、優占している空間の要素を数字で出すことができる。これにより、あるものが空間に占める割合の大きさによって、人の感じ方が変わるというのを示すことができると考えている。」という返答がありました。

 

 

人がストレスを感じているか測る手法としては、心理学を用いた手法と画像解析を用いた手法があるというお話も伺いました。画像解析を使って研究を行っている國井教授は、「以前、日本庭園を見ているときに、僕は綺麗な庭園だと思ったら、隣の人は「良くないなぁ」と言っているのを耳にし、人の感じ方は様々だと思った。画像解析を用いて、人の感じ方というのを数値化して基準を示したいと思った。」というご自身の経験をお話してくださりました。

最後に、全員で記念撮影をしました。

金沢での経験を今後の研究に活かして、益々ご活躍されることを期待しております。

 

報告:OUIKインターン 成嶋 里香

 

 

 

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