2024年3月16日、金沢大学にて「ミライシコウ金沢」が開催されました。このイベントは、高校生探求成果発表会と高校生国際会議（サイドイベント）からなるイベントです。国連大学は金沢大学と共催で高校生国際会議”Youth and Climate Action Conference”を開催し、石川県内外から30名の高校生が参加しました。
高校生探求成果発表会（本会議）では、生徒たちは自らの探究成果を発表し、大学教員などの専門家から評価を受けることで、さらなる学びと研究の深化を図りました。また、生徒同士の意見交換や交流を通じて、互いの知識を深め、人間関係を広げる機会となりました。
一方、”Youth and Climate Action Conference”では、気候変動問題の緊急性とその長期的な影響に対する若者の参加を促進しました。基礎的な知識から最新の動向までを学び、地域とグローバルな課題を結びつける議論やワークショップが行われました。
午前の部では、気候変動に関する講義と質疑応答が行われました。竹本明生（UNU-IAS)、河内幾帆先生（金沢大学）、ファン・パストール・イヴァールス研究員（UNU-IAS OUIK）からの講義が行われ、気候変動についての基礎的な知識から最新のグローバルな議論、サーキュラーエコノミー、生物多様性と気候変動の関係について発表されました。
午後の部では、佐座マナさん（一般社団法人SWiTCH）の協力のもとワークショップが行われました。佐座さんからのプレゼンテーションでは気候変動が地球規模ではどのような影響をもたらしているのか、さらにそれらが自分たちの生活とどのように関係してくるのかを学びました。さらにワークショップの後半では課題をどのように捉え、アクションに繋げられるかをグループごとに議論しました。
このイベントでは、気候変動に関する知識の共有や議論を通じて、持続可能な未来を築くための次世代リーダーの育成を目指しました。参加者たちは、専門家の指導のもと、自らの考えを深め、地域とグローバルな視点での問題解決に向けて行動する意欲を高めました。
