地震関連の悲しいニュースが続く石川県能登半島ですが、2月14日に七尾市田鶴浜エリアでコウノトリが目撃されました。小山研究員が写真を撮影し、足環の情報を確認すると、2018年5月に飼育下で孵化し、同年9月に放鳥された5歳のメスの個体ということが分かりました（個体番号：J0205）。コウノトリの目撃情報を収集している兵庫県立コウノトリの郷公園に目撃情報を報告したところ、志賀町で近年繁殖しているペアのメスで、「ひかりちゃん」という名前がついていることを教えて頂きました。今年も能登半島で元気な雛を育ててくれたらと思います。
七尾市内では断水が続き、屋根にはブルーシートが張られ、倒壊家屋もあり、コンクリートの地面は至る所で地割れが発生している状況ですが、空を舞う白鳥やコウノトリの元気な姿に勇気づけられる一日となりました。
