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国連大学副学長シャオメン博士の石川県訪問

2022年7月20,21日に開催された「第3回パリ協定とSDGsのシナジー強化に関する国際会議」に参加するため来日していた国連大学欧州事務所副学長および国連大学環境・人間の安全保障研究所(UNU-EHS)所長のシェン・シャオメン博士は山口しのぶ所長(UNU-IAS)と共に石川県に視察に訪れました。

7月25日から3日間にわたって行われた視察では能登地方と金沢市の研究フィールドに足を運び、地域の関係者を訪ねました。

能登地方では世界農業遺産(GIAHS)の研究フィールドを主に訪れ、里山と里海からの恩恵を活用した生業や、暮らしの文化に触れました。2日目には日本航空高等学校石川の潜水部を訪ねました。部員の皆さんに自分たちが取り組んでいる里海を守る活動について紹介していただきました。海洋ごみを集めたり、里海の汚染問題について研究していると聞いたシャオメン博士は「皆さんは国連が行おうとしている活動をすでにやっている。自信をもってこれからも続けてほしい。国際的な場で発信してほしい」とコメントしました。

最終日は金沢市にてOUIKのメンバーと全体ミーティングを行った後、兼六園など、フアン研究員の持続可能な都市自然に関する研究のフィールドを訪れ、金沢におけるグリーンインフラの取り組みや、歴史的景観を視察しました。

 

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