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生物文化多様性Biocultural diversity platform

OUIKプラットフォーム101

2015年5月、北陸新幹線が開通し新緑の眩しい金沢にはこれまでにない数の観光客が訪れ、若葉芽吹く街はこれから大きく脹らもうとしているかのようでした。
そんな時、世界中の都市を巡って「人」に焦点を当てた事例取材を行っているというスペイン人ジャーナリスト、ポーラとフェルナンドの2人が金沢にやってきました。彼らの「Towards the Human City」プロジェクトは、2年間で世界中の45都市を巡り、都市を持続可能にする先進的な取り組みを101個取材し、ウェブ上で集約、発信、プラットフォーム化するというものです。
ご縁があり、OUIKが彼らに石川、金沢の自然や文化保全に関する先進事例を案内することとなりました。

「人」が地域を作るという彼らの視点に大きく共感し、また先進事例を発信し様々な意見/情報交換が可能となるウェブ上のプラットフォーム構築というコンセプトに触発され、 OUIKでも石川版生物文化多様性「プラットフォーム101」を始めてみることにしました。
世界農業遺産(能登半島)、ユネスコ創造都市(金沢)ユネスコエコパーク(白山市他)、ユネスコ無形文化遺産(あえのこと)、ラムサール条約湿地(片野鴨池)など多くの国際的な枠組みで評価されている地域のみならず、有形無形の石川の生物文化多様性を保全する取組みを一元的に国際社会に発信するしくみとして、県民をはじめとする多くの皆様に利用してもらえたらと思います。 最初は小さな情報発信かも知れませんが、ここから多くのつながり、学び、アイデアが生まれ、皆様とともに大きなプラットフォームに出来たらと考えています。

とは言え、101個の先進事例を独自に取材することはなかなか難しいのも事実。そこで皆様から広く取り組み紹介を募りたいと思います。
日本語で以下の要領で取り組みをまとめてOUIKのウェブ上から国際発信してみませんか?
unu-iasouik@unu.edu までご連絡をお待ちしております。

お知らせいただきたい内容

  • お問い合わせは、個人、団体、企業、NPO、研究者、などを問いません。
    (こちらから掲載を申し込ませていただくケースも多々あります。)
  • 分野は石川県内で生物多様性や文化多様性保全に貢献する取り組み、自然と文化のつながりに着目した取り組み、またはそのための人材育成に関するもので、一過性のイベントではなく継続性のある取り組みが望ましいです。
  • 取り組み紹介には、目的や背景にある地域への思い、活動概要、あればウェブサイトやFBページなども掲載してください。

OUIKの生物文化多様性に関する取り組みについては生物文化多様性ページをご覧ください。

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