開催趣旨:
自然と調和した地域の持続可能な発展のためには、生物多様性の保全、文化多様性の継承、合わせて社会や経済の発展といった複合的な視点が重要であり、その実現のためには多様なセクターの関わりが欠かせません。本シンポジウムでは、ユネスコのMAB計画を事例に、アジア地域におけるMAB計画の意義と可能性を再確認するとともに、2016年3月に策定された「リマ行動計画2016-2025」がアジア地域で今後10年の間にどのように実行されようとしているのか、アジア地域における持続可能な発展のモデルケースを探ります。
また、日本のユネスコエコパーク活動を実例として、自然と調和した地域の持続可能な発展に向けた管理運営と、地域住民を中心とした多様な主体の参画のあり方について、実務者間の意見交換を行います。
主催:
日本ユネスコエコパークネットワーク(JBRN)
白山ユネスコエコパーク協議会
国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット (OUIK)
後援:
日本MAB計画委員会
協力:
地球環境パートナーシッププラザ
*本事業の一部には、文部科学省による平成28年度政府開発援助ユネスコ活動費補助金「ユネスコ人間と生物圏(MAB)計画における実務者交流を促進するアジア型研修プラットフォームの創出事業」を利用しています。
プログラム:
第1日目: 7月25 日(月)
14:30-17:30
国際シンポジウム 「生物文化多様性保全に向けた多様な主体の参画:アジアのユネスコエコパーク」
【一般公開】(同時通訳)
国連大学本部5階エリザベスローズホール
※参加申し込みつきましては、下記の申し込みフォームをご利用ください。
司会: 永井三岐子氏(国連大学OUIK事務局長)
14:30 開会あいさつ
14:45 「MAB戦略とリマ行動計画」 松田裕之氏(MAB戦略グループメンバー/日本MAB計画委員会委員長)
15:15 「韓国におけるリマ行動計画の実行」 Do-Soon Cho氏(韓国MAB国内委員会委員長/BR国際諮問委員会委員)
15:35 「カザフスタンにおけるリマ行動計画の実行」 Roman Jashenko氏(カザフスタンMAB国内委員会委員長)
15:50 「インドネシアにおけるリマ行動計画の実行」 インドネシアMAB国内委員会(未定)
16:05 休憩
16:20 総合討論 「アジアにおけるリマ行動計画の実行」
モデレーター:渡辺綱男氏(国連大学OUIK所長)
17:20 総括
17:25 閉会あいさつ
17:30 終了
なお、本シンポジウムに先立ちまして、10:00-11:30事前相談会(非公開/BR申請希望地域向け)、13:00-14:00JBRN総会(非公開/JBRN会員・来賓向け)が開催されます。ご興味のある方は、日本ユネスコエコパークネットワーク事務局(志賀高原ユネスコエコパーク内)に直接お問い合わせください。
第2日目: 7月26 日(火)
国連大学本部5階 コミッティルーム2及び3
10:00-12:30 分科会(日本語) 【非公開】
分科会①「ユネスコエコパークの管理運営を考える」(仮)
分科会②「ユネスコエコパークの地域内に向けた普及啓発を考える」(仮)
14:00-15:00 全体会(日本語) 【非公開】
モデレーター:飯田義彦氏(国連大学OUIK リサーチアソシエイト)
15:00 終了