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大学生 x 耕作放棄地 : N-project

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稲刈り1人口の高齢化や過疎化による耕作放棄地の増加は、能登地域においても里山景観や里山が育む生態系の毀損など深刻な地域課題となっている。また、能登杜氏として有名な酒造りの伝統も、担い手の減少や若者の日本酒離れによる国内消費低迷など生業として解決すべき課題を抱えている。これらの課題をつなげ地域で解決してゆくために、能登の酒蔵、農家と金沢在住の大学生が協力し、能登・農業・日本酒を盛り上げようと2014年3月にN-projectが始まった。

 

 

仕込4稲刈り4石川県能登半島を舞台に、酒米を栽培することによって耕作放棄地を再生、有効活用し過疎化に伴う農業の担い手不足で失われつつある豊かな環境資源を取り戻す。そこでの米づくりから酒造り、商品作りまでをコンテンツ化し、能登地域の新たな魅力を主に同世代の若者に向けて発信している。能登の杜氏を父にもつ学生さんが声をあげたことで始まったこの取り組みは多くの学生(2016年2月18日現在で参加大学は金沢大学、金沢美術工芸大学、石川県立大学、北陸大学、北陸先端科学技術大学院大学から17人)や地域の農家、酒造メーカーを巻き込み大きな成果を上げている。

先ず、石川県志賀町において米農家の協力を得て、2014年~2015年にかけて訳300坪の耕作放棄地を開墾し、水田として活用することに成功した。その結果、酒米の五百万石を収穫することが出来た。続いて、石川県能登町の酒蔵と協力し、収穫した酒米から若者向けの新しいオリジナル日本酒を開発。2015年2月に発売、1,000本の限定生産分は予約で完売した。酒米、水、作り手が全て能登産の地酒の開発であること、そして地元での販売は地産地消に貢献した。2016年には新しく3,000本を発売する。

 

おひろめ2おひろめ4新酒お披露目会の開催を、2015年1月から2月にかけて能登、金沢、東京の3会場で実施し、能登では地元の地権者や行政関係者、金沢では大学生を中心に、東京では県外の学生と社会人の約150名の参加を得た。同世代の若者からも「おいしい」や「もっと色々な日本酒を飲んでみたい!」などの前向きな声を聞くことができ、プロジェクトのターゲット層からも支持を得ることができた。活動2年目の2016年には金沢でのお披露目会を2月21日(日)に開催した。

地域を環境面からも生業の面からも元気にするこのプロジェクトは、広報、マーケティング、国際的見地の習得など様々な分野からの学生たちの学びとなっていることにも着目したい。

 

N-Projectの受賞歴

2015年 いしかわエコデザイン賞 金賞
2015年 Enactus Japan 2015 準優勝
2015年 石川ブランド認定
2015年 フードアクションニッポンアワード 入賞
2015年 地域若者チャレンジ大賞北信越ブロック2位
2015年 1st European Conference on understanding Food Design 出場

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