ユネスコエコパーク(生物圏保存地域BR: Biosphere Reserve)の世界大会は、これまでミンスク(ベラルーシ:1984年)、セビリア(スペイン:1995年)、マドリッド(スペイン:2008年)で開催されてきました。その第4回目の世界大会がペルー、リマにて2016年3月14日~18日の間、開催されます。
約10年に一度開催される世界大会では、今後のユネスコエコパークのあり方を示したリマ行動計画が議論されます。また様々なワークショップやサイドイベントでは地域別ネットワークや各サイトでの活動事例が報告されます。
OUIKからは飯田義彦研究員が参加し、15日のテーマ別ワークショップの山岳生態系部門にて「白山ユネスコエコパークにおける地域関係者と国際ネットワークをつなぐ参加型保全事例」と題し発表を行います。また、16日のサイドイベント「ユネスコエコパークにおける複数認証の相乗効果」では、「ユネスコエコパークと世界農業遺産の相乗効果の可能性」について発表します。
なお、3月18日~19日の日程で開催される第28回ユネスコMAB計画国際調整理事会では、OUIKが支援を行ってきた白山エコパークの拡張登録申請が審議される予定です。