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【開催報告】能登里山里海トーク4 @ 国連大学東京本部

日時 / Date : 2026年2月28日 / 28 February 2026
場所 / Place : UNU HQ

2026年2月28日(土)、国連大学本部1階アネックス・テラスにて「能登里山里海トーク4」を開催しました。世界農業遺産(GIAHS)に認定されている能登半島は、里山里海の豊かな自然と暮らしの営みが受け継がれてきた地域です。2024年の地震と豪雨を受け、現在も復旧・復興に向けた取組が続いています。第4回となる今回は、能登内外から復興に関わる実践者をゲストに迎え、国連大学OUIKの小山明子研究員がモデレーターを務める形で、トークイベントを開催しました。

ゲストスピーカー:恩田健帥さん(NPO法人能登里山里海マイスターネットワーク理事長)、 萩のゆきさん(のがし研究所)、福田里江子さん(能登cafe)

祖父が輪島出身の恩田さん(京都府在住)は、金沢大学が実施する「能登里山里海SDGsマイスタープログラム」について紹介しました。2007年に開始した同プログラムは、能登の復興や再活性化を担う次世代リーダーの育成を目的としており、今回の登壇者全員、修了生であることが共有されました。現在は、オンライン受講も可能となり、県外からの受講生も増えているほか、現地で活動する人々を支える復興支援にも取り組んでいることが紹介されました。

萩のさんは、今回の震災や豪雨を通じて、インフラに依存しすぎない暮らしの大切さが改めて浮き彫りになったと話しました。輪島にある自宅裏の湧き水、薪の備蓄、保存食、人のつながりなど、里山里海との暮らしに根ざした知恵や備えに助けられたことを紹介しました。また、能登の近況について、倒壊家屋の解体や新築住宅の建設が進む一方で、庇や土間のような半屋外空間を持たない都市型の住宅が増え、景観が変わってしまうだけでなく、干物づくりや漬物、煮炊きだど、能登らしい暮らしを支えていた営みが続けにくくなっている現状にも触れました。

珠洲市出身で現在東京在住の福田さんは、能登の特産品を通じて地域内外をつなぐ活動について紹介しました。能登では、自家消費用を中心に少量生産を行う人も多く、県外に流通しない産品が少なくないことに着目し、自ら特産品を購入して東京などで販売し、その収益を能登に還元する仕組みを実践していると説明しました。持続可能なパートナーシップのために、多種多様な人や団体と連携し、活動の幅を広げていると言及しました。

トークでは、マイスタープログラムの震災後の活動や、震災後助けられたこと、復旧・復興の現状などについて意見が交わされました。また、地域内外から復興にどのように関わっていけるかについても話し合われました。恩田さんは、まず能登のことを知ってもらう機会をつくることの大切さを述べ、萩のさんは、好きだから関わるという気持ちで無理なく協力し合うことの重要性に触れました。福田さんは、能登の魅力や、人や自然とのつながりを感じてほしいと語りました。

3/28(土)には同会場にて里山里海トーク#5を開催します。是非、お立ち寄りください。

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