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登録リンク: https://e-ve.event-form.jp/event/100905/symposium
登録締切 5月10日(土)迄 (延長の可能性あり)
イベント詳細:
- 日時:2025/05/22(木)14:00-17:00
- 会場:金沢市文化ホール 3階大会議室
- 形式:二か国語(日英同時通訳付き)
- 主催: 国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(UNU-IAS OUIK)
- 共催:金沢市、環境省
- 後援: 国連環境計画(UNEP)、持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会 (イクレイ)日本事務局、石川県、北國新聞社
国連環境計画(UNEP)がリードする「Generation Restoration Project(世代間環境回復プロジェクト)」は、都市の自然再生を通じてSDGsやパリ協定の達成に貢献する国際的な取組です。金沢市はそのモデル都市に2023年に認定され、市民参加や伝統的知識を活かした保全・再生が評価されました。本シンポジウムでは、世界各国よりモデル/パイロット都市から代表者が集い、文化や市民参画が自然再生をどう支えるかを議論し、持続可能な都市のあり方を共に考えます。
主なテーマ:
都市空間への自然の再統合
-生物多様性の回復、グリーンインフラの整備、持続可能な都市計画の推進
文化的景観と都市のアイデンティティ
- 都市自然を文化遺産の一部と捉え、現代的課題に対応しつつその保存と活用を考える
市民主体の都市再生
- 市民の関与が持続可能で包摂的な都市づくりに果たす役割
グローバルな視点からの生態系再生
- 多様な都市における文化・生態系再生のグッドプラクティスの共有
レジリエンスと適応
- 気候変動や環境課題に対する生態的・文化的なアプローチ
プログラム(予定)
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第1部/基調講演 |
14:00-14:05 | 開会挨拶:村山 卓(金沢市長) |
14:05-14:20 |
基調講演① :「人と地球のための都市自然:生態系の再生とコミュニティの再構築」 |
登壇者:ユリア・ルブレバ(国際連合環境計画(UNEP)都市自然、アソシエイトプログラムオフィサー) | |
14:20-14:35 | 基調講演②:「都市のウェルビーイングとレジリエンス、そして人と人をつなぐ自然の力」 |
登壇者:イングリッド・コッツィー(持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会(イクレイ)アフリカ事務局 自治体生物多様性・自然・健康担当ディレクター) | |
14:35-14:50 | 基調講演③:「自然共生社会の実現に向けた都市の役割」 |
登壇者:鈴木渉(自然環境局自然環境計画課生物多様性戦略推進室 室長) | |
休憩 |
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第2部/各都市紹介及びパネルディスカッション |
15:30-16:50 | テーマ:「文化と自然から考えるコミュニティ主導の都市再生:世界の視点から」 |
モデレーター:内田 東吾(持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会(イクレイ)日本事務局長)
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16:50-16:55 | 閉会挨拶: 山口 しのぶ(国連大学サステイナビリティ高等研究所 所長) |
17:00 |
閉会 |
※登壇者、プログラム等随時更新予定
基調講演の登壇者プロフィール
1. ユリア・ルブレヴァ
国連環境計画(UNEP)都市自然、アソシエイトプログラムオフィサー
ユリア・ルブレヴァ氏は、国際連合の機関(ユネスコや国連環境計画)や国際自然保護連合(IUCN)での勤務を通じて、気候変動、生物多様性、資源効率、環境の持続可能性に関する複合的なプロジェクトを、国レベルから都市・地方レベルまで幅広く管理してきた11年以上の経験を持ち、現在は国連環境計画(UNEP)において「自然都市」を担当するチームのフォーカルポイントを務めています。
2. イングリッド・コエツィー
持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会(イクレイ)生物多様性、自然と健康ディレクター
イングリッド・コエツィー氏は、持続可能性、アドボカシー(政策提言)、ガバナンスの分野で40年以上の経験を持ち、国家、地方、都市レベルの政府で活動してきました。彼女の主な関心は生物多様性の擁護にあり、都市計画や意思決定において自然とその恩恵を主流化することを通じて、都市をより緑豊かで健康的かつレジリエントで暮らしやすい場所にすることを目指しています。
イングリッド氏は ICLEI における生物多様性アドボカシーのリーダーを務めており、国連生物多様性条約(CBD)や関連プロセス(渡り鳥条約やラムサール条約など)において、地域・地方政府の声を代表しています。また、「CitiesWithNature」および「RegionsWithNature」といったパートナーシップ・イニシアティブの調整も担っています。さらに、UNEPのGEO7における政府間およびマルチステークホルダー諮問グループ(IMAG)、AMCEN市民社会グループ、CLEANAction Coalition、World Coastal Forum において、ICLEIおよび地域・地方政府の立場を代表しています。イングリッド氏は、国連「Generation Restoration(生態系回復の10年)」において、ICLEIが果たす貢献の技術責任者としても活動しており、15のグローバル・パートナーの一員として参画しています。
3. 鈴木 渉
自然環境局 自然環境計画課 生物多様性戦略推進室 室長
1994年に環境庁入庁。環境省の自然環境計画課、野生生物課、生物多様性センターなどに勤務の後、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、IPBESアジア・オセアニア地域アセスメント技術支援機関、生物多様性条約(CBD)事務局等の国際機関を経て、2022年7月より現職。CBD事務局では、生物多様性日本基金を通して開発途上国における能力開発の支援に携わりました。現在は、CBD、IPBESなどの生物多様性に関する国際的枠組の実施等に、日本政府の立場で関わっています。