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【開催報告】世界農業遺産(GIAHS)のモニタリングと評価 : 諸国とGIAHS地域の経験

日時 / Date : 2020/3/11
場所 / Place : Online

このイベントは英語で開催されました。詳しいイベントレポート、イベント動画はこちらから。

国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(UNU-IAS OUIK)、韓国農村振興庁(RDA)、国連食糧農業機関(FAO)は、2022年3月10日、合同ウェビナー「世界農業遺産システム(GIAHS)のモニタリングと評価 : 諸国とGIAHS地域の経験」を開催しました。

このイベントは、(1)GIAHSのモニタリングと評価(M&E)を実施した経験や学びを交換し、効果的なM&Eプロセスを実施する機会や課題について議論する、(2)「GIAHSモニタリングと評価のためのマニュアル~テクニカルレファレンス~」を発表する、の2つの目的を持ち開催されました。さらにこのイベントはRDAとUNU-IASの4年間(2018~2022年)の共同研究プロジェクト「農業遺産システムにおける特性分析および保全管理に関する技術の導入」の一環として行われたもので25の国や地域から合計87名の参加者が集まりました。 

冒頭、山口しのぶ国連大学サステイナビリティ高等研究所所長は、「伝統的な農業システムを地球のための持続可能な農村開発モデルとして再評価することへの国際的関心が高まっている 」とのべ、変化の激しい今日の社会とGIAHSプログラムの関連性を言及しました。

FAOのGIAHSプログラム・グローバル・コーディネーターである遠藤芳英氏は、GIAHSプログラムの概要を説明し、対話の枠組みを作りました。特に、GIAHSの保全プロセスにおけるアクションプランの中心的な役割と、質の高いアクションプランとその活動を忠実に実施するためのM&Eの役割について強調されました。

各国・地域のGIAHSのM&Eの紹介として中国、日本、韓国、ポルトガルのGIAHS関係者がそれぞれの地域のM&Eにおける組織構造、成功例、課題などを紹介しました。RDAのSuk-young Hong教授と東京大学の八木信行教授は韓国と日本のGIAHSのM&E研究から得られた主要な知見を例示し、過疎化や気候変動の影響など、共通した課題を指摘しました。外生的な要因に対応するためには限界があることを指摘しながらも、課題を軽減するのに役立つM&Eのポジティブな成果についても聴衆を導きました。

UNU-IASの イヴォーン・ユー研究員は、RDAとUNU-IASが共同出版した「GIAHSモニタリングと評価のためのマニュアル~テクニカルレファレンス~」を発表しました。本マニュアルでは、(1)GIAHSの管理者、政府、およびGIAHSへの申請に関心を持つ人々を支援するための効果的なM&Eプロセスを設計・実施する方法に関する技術的ガイダンス、(2)M&Eの役割、原則、基準、指標、M&Eプロセスの設計・実施におけるステップについて提案しています。このマニュアルは、国連大学コレクションズのウェブサイトからオンラインで一般公開されています。 

 

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