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能登GIAHS「食の知識・技術を伝える」映像制作プロジェクト

能登地域には、人々の営みにより長い時間をかけて形成されてきた豊かな里山里海が存在し、2011年には国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産(GIAHS)「能登の里山里海」として登録されました。能登地域の自然・生き物、農林水産業や伝統技術など里山里海の多岐にわたる営みや繋がりが、160もの構成資産とともに1つのシステムとして登録され、その保全と継承が推進されています。

国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(国連大学IAS OUIK)では、2020年末より、そのうち農林水産業や食の加工・保存に関する知恵や技術に焦点をあて、小山研究員が中心となって、能登GIAHSの「食の知識・技術を伝える」映像を制作するプロジェクトを開始しました。能登地域に今日も継承されている里山里海でとれた農産物や水産物を食材として活用する知恵や技術を次世代につなげるため、農家や漁師など地域の方にお話を伺い、映像記録として残し、伝えるプロジェクトです。

今回のプロジェクトでは、「発酵食(味噌)」、「山菜」、「魚介類(ナマコ)」、「海藻」の4つのテーマで映像制作を進めています。完成した映像は、2021年11月に開催が予定されている能登GIAHS10周年の国際会議に合わせて公開する予定です。

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