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【イベント告知】 能登の里海セミナー「里海の保全から考えるSDG14の達成-海洋汚染問題を考える-」

日時 / Date : 2020/6/6
場所 / Place : オンライン

今回の国連大学OUIK「能登の里海セミナー」は、国連が定めた6月8日の世界海洋デーを記念し、SDG14「海の豊かさを守ろう」の10個の目標から、SDG14.1「2025年までに、陸上活動による海洋堆積物や富栄養化をはじめ、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に減少させる。」について勉強しながら、海に想いを馳せるイベントです。
近年、国内外において関心が高まっている海洋プラスチックゴミ問題や、経済活動による汚染への対策など、海洋汚染の状況について勉強するとともに、海洋環境の保護のために私たちができることについて、国内そして能登地域の専門家の方々と共に議論します。
また、今回の講座は「石川県民大学校」の講座としても特別実施いたします。

★こちらのイベントはオンライン開催となります★

参加をご希望の方はこちらよりご登録ください。(県民大学校の講座として受講する方も事前登録が必要です)

登録後、当日アクセスしていただくとイベントに参加できるURL付きの招待メールが届きます。

メールが届かない場合などは unu-iasouik@unu.edu にご連絡ください。

【プログラム】

13:30-13:35 開会 永井 三岐子(国連大学OUIK事務局長)

13:35-13:50 セミナー紹介 「能登の里海ムーブメントとSDG14について」
イヴォーン・ユー(国連大学 OUIK研究員)

13:50-14:25 基調講義 「海洋プラスチックごみをめぐる課題」
道田豊(東京大学大気海洋研究所教授)

14:25-14:45 活動紹介 「子供たちの海の学びを考える・能登里海教育研究所の環境教育」
浦田慎(一般社団法人能登里海教育研究所主幹研究員)

14:45-15:25 パネルディスカッション「SDG14.1海洋汚染軽減の目標達成に私たちのできること」
モデレーター: イヴォーン・ユー
パネリスト:道田豊、浦田慎、 早瀬千春(輪島の海女漁保存振興会海女)

15:25-15:30 閉会の言葉 渡辺綱男(国連大学OUIK所長)

【背景】
2015年9月の国連サミットにおいて、地球の持続可能な開発を維持するために全ての先進国と開発途上国が共に取り組むべき普遍的な目標として、「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」が採択され、それを達成するための17 の目標と169 のターゲットからなる持続可能な開発目標(SDGs)が掲げられました。その中で、「海洋」に関する目標のSDG14は、2017年に初開催の国連海洋会議(新型コロナウィルスの影響により2020年6月開催予定の第2回が延期)では大会のテーマとして取り上げていたことをはじめ、近年国際的に海洋問題を語るのに共通語として注目されています。SDG14「海の豊かさを守ろう」とは、海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用するために掲げられる目標です。

平成27年度から国連大学OUIKは石川県の世界農業遺産「能登の里山里海」(以下「能登GIAHS」)における里海の保全や生業に関する啓発活動を「能登の里海ムーブメント」として行ってきました。「能登の里海ムーブメント」構想は、里海という概念の理解、「能登GIAHS」としての里海の魅力と里海に関わる人々の生業について、石川県内外の方に認識してもらうように発信すると共に、能登地域を日本海の里海の研究と保全活動をリードする拠点として定着させる運動です。さらにこの運動や様々な発信を通じ、能登地域に暮らす人々の生計向上を支援しています。この「能登の里海セミナー」も「能登の里海ムーブメント」の一環として、平成27年から石川県内と東京都において里海の暮らしに関するあらゆるテーマで実施しております。

主催:国連大学 サステイナビリティ高等研究所 いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(国連大学OUIK)
共催:石川県、「能登の里山里海」世界農業遺産活用実行委員会
定員:500名

 

 

【スピーカープロフィール(登壇順)】

 
イヴォーン・ユー

イヴォーン・ユー

SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局

国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティングユニット(UNU-IAS OUIK)リサーチ・フェロー

シンガポール出身、農学博士(東京大学)、専門は国際水産開発学。初来日の2001年に以降は、宮崎県、シンガポール国家交通省などの勤務を経て、2012年から現職。日本や韓国の世界農業遺産の申請活動を支援するとともに、国連大学の「SATOYAMAイニシアティブ」と「能登の里海ムーブメント」活動にも取り込み、里山と里海の持続可能な発展や、生態系サービスと生物多様性保全を研究。2014年から「能登の里海セミナー」を企画し、里海の研究と保全活動について国内外へ発信。

 

道田豊(みちだゆたか)

東京大学大気海洋研究所国際連携研究センター長・教授

1958年広島市生まれ、62歳。専門は海洋物理学、海洋政策、博士(理学)。1981年東京大学理学部卒、83年同修士課程修了、84年海上保安庁水路部、2000年東京大学海洋研究所助教授、07年教授、10年国際連携研究センター教授、11年東京大学総長補佐、15-19年大気海洋研究所副所長。長年、ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)の活動に関わり、11-15年同委員会副議長、15-19年は同委員会「国際海洋データ情報交換(IODE)」共同議長、これら実績により、15年第8回海洋立国推進功労者表彰(内閣総理大臣賞)。2019年から、日本財団-東京大学FSI基金による「海洋プラスチックごみ対策研究」プロジェクトで研究代表者。

 

浦田慎(うらたまこと)

一般社団法人能登里海教育研究所主幹研究員

1974年金沢市生まれ。理学博士。金沢二水高校、金沢大学卒、大阪大学研究員、広島大学助教を経て現職。研究分野は海洋動物の生態、発生、多様性などで、潜水からDNA解析まで幅広く行う。また里海文化をキーワードとして海洋教育に携わり、地域産業史、近代物流史に関わる著作がある。県内外の学校教育現場での海洋教育実践・支援を通じてその課題を明らかにし、より効果的な教育プログラムの構築に取り組んでいる。

 

早瀬千春(はやせちはる)

輪島の海女漁保存振興会海女

高校時代の夏休みを含めて35年間海女漁を専業生業にしてきた。夏はアワビ、サザエ、エゴノリ、モズク漁を行い、11月から4月の半ばまではナマコ、途中の1月には岩海苔や亀の手を採り、4月半ばからは天然ワカメ漁、6月半からはモズクやツルモも採るなど、1年の内、11か月輪島の海を舞台に仕事する毎日を送っている(10月ひと月だけ海女漁休み)。また、4年前に他界した母親の後を継ぎ、海女用ウェットスーツ製造「山中商店」を営む。最近は新型コロナウィルス影響を受け、一部の休漁が続いている中、ウエットスーツの材質で製造した「アマノマスク」は好評につき話題に。長女も昨年から海女漁をデビューし、親子で400年以上の歴史があり、国の重要無形民俗文化財にも指定されている「輪島の海女漁の技術」を継承。

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