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【開催報告】能登GIAHS教育を考えるワークショップ

日時 / Date : 2019/06/01

皆さん、「ごっつぉをつくろう」をもう読まれましたか?子どもたちが、能登のお祭りのご馳走準備のお話を通じて、自然のめぐみと地域の知恵を学べるように、と作られました。 OUIKが能登GIAHS推進協議会の委託を受け、地域の方々と一緒につくりあげた小学校低学年向け絵本です。

今回はごっつぉをつくろうの活用法を開発するためのキックオフで、能登GIAHS教育を通してどのような力を子供たちに身に付けさせるのかを考えるワークショップを開催しました!

ウグイスの美しい鳴き声が響き渡り、夏を思わせるような晴天と暑さの中、石川県健康の森総合研修センターに、続々と子供たちの、能登の未来を想う能登の教育実践者、有識者の皆様が集まりました。

今回のワークショップのラインナップはこちらです。

・まるやま組「SDGs三井のごっつぉproject」活動案について

・GEMS「食べ物で算数」プログラム体験

・教育にどういう点を盛り込みたい?盛り込みたくない?を考える

初対面の方が多く、皆様、少し緊張した様子だったので初めにアイスブレークを行いました。アイスブレークに使用したのはこちらです!お豆!!

まるやま組萩のさんが、3色のお豆(青大豆、白小豆、小豆、いずれも在来種)を用意し、一人一色づつ3つを持ち、歩き回って色の違う豆を持っている方に名前、所属、“豆”にちなんで、「最近、マメに行っていること」を伝えます。

そのあと持っているお豆を交換して、色の違う豆を集めようというものです。

皆様の表情が硬いものから「なにこれ、楽しい・・。」という表情に変わっていきました。和やかな雰囲気になったところで

 

1つ目のまるやま組の萩のさんによる「SDGs三井のごっつぉproject」の活動紹介が開始です!

まるやま組の、「地域で子供を育てる。三井の子供たちのココロとカラダを育てる」というコンセプトから、今までのまるやま組としての活動や、萩のさん自身のまるやまでの科学のモニタリングと文化のモニタリングを続けた経験から分かったことなどを話していただきました。

自作のパネルには萩のさんの熱い思いが至る所に詰まっており、参加した皆様の胸にもその思いが届いたように思います。

 

 

 

続いて、2つ目のジャパンGEMSセンター研究員 鴨川さんによる「食べ物で算数」プログラム体験、開始です!

GEMSというのはカリフォルニア大学バークレー校で開発された、自分の頭で考えることと、言葉や行動で考えたことを表現する力を身に付けさせることを目的とする、幼稚園から高校生までを対象とした科学と数学の参加体験型プログラムです。

「さっき輪島に来るとき金沢駅で出会って仲良くなったメキシコ人のロサーダさんが能登にメキシコ料理屋さんを開きたいらしいから手伝ってくれない?」というところから始まるストーリー。

トスターダ(有名なメキシコ料理)の具材を5種類から3種類選べるようにしたいんだけど、メニュー数はいくつかな?メニューの費用はいくらかな?

メニュー数の求め方は数式だけでなく、樹形図、五芒星、表などいろんな求め方があり、さらに買う人の好みやこれがないとトスターダじゃないよ!という、数字では表せない要素を盛り込み、数式ではでない答えを班で話し合って求めました。

最後にはロサーダさんにこういう風に値段や場所を決めたらどうかな?という提案書を作成しました。

今までは、算数は、先生が答えを一つにしていましたが、これからは生徒がいろんな要素を想像し、いろんな方法を駆使して、答えを一つに決める方向に進んでいくべきだそうです。なぜなら社会に出たときに、不確実なものの中で、自分で必要な情報や答えを選んで仕事を進めていくことが必要になるからです。GEMS「食べ物で算数」はこれらのことを自然に子供たちが身に付けられるようなプログラムでした。

 

 

最後に今日の活動を通して、未来の能登、子供たちのために、どういうものが教育に盛りこまれたらいいだろう?こういうものは盛り込まれたくないな・・ということを考え、班でシェアしました。ビジョンを持たないと、小さな課題にぶつかった時に方向性を失い、躓いてしまいます。

「一方的な授業は嫌だ!」「子供たちの学びだけでなく地域の学びを生むものを作りたい。」

 

最後は班でビジョンを一つ作成する予定でしたが、熱く語り合いすぎて時間切れ!!それぞれの子供たち、地域への熱い思いがぶつかり、混ざり、新しい考えを生み出す。参加された皆様一人一人に、ビジョンが生まれただけでなくここから新たなつながりが生まれ、能登のGIAHS教育が広がっていくことを期待します。

報告:向 由佳(OUIKインターン)

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