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「持続可能性科学とGIAHS-Twinningによる能登とイフガオの持続的発展」 〜サステイナビリティ科学が目指すレジリエントな持続型社会と能登、イフガオGIAHS〜

日時 / Date : 2018/02/5 10:00-17:00
場所 / Place : 能登空港ターミナルビル4階41、42会議室
Ifugaoworkshop

【背景】

「フィリピン・イフガオ棚田」は、ユネスコ世界文化遺産(1995年)とFAO世界農業遺産(GIAHS、2005年)に認定され、「天国への階段」と称される人類遺産ですが、近年は若者の農業離れと都市への流出、乱暴な観光開発により危機にさらされています(2001〜2012年にはユネスコ世界危機遺産に認定)。「能登の里山里海」は、2011年に世界農業遺産に認定されましたが、過疎化と高齢化に直面しています。金沢大学は、能登の自治体と連携し、次世代の能登を担う若手人材養成事業「能登里山マイスター養成プログラム」に取り組んできました(2007〜2016年までに144名が修了)。同大学は、そのノウハウを活かしてイフガオ棚田を持続的に発展させる「イフガオ里山マイスター養成プログラム」(ISMTP)を、国際協力機構(JICA) の支援を得て3年間(2014年2月〜2012年2月)実施し、イフガオの社会人51名が修了しました。2017年6月からは「ISMTPフェーズ2」がスタートしました(2019 年5月までの3年間)。フェーズ2の目的は二つあります:(1)イフガオで実施しているISMTPをさらに強化し イフガオ側が自立運営できるようにすること、(2)能登とイフガオの「GIAHS Twinning」(相互交流、2013年の第4回GIAHS国際フォーラムの能登コミュニケ)をとおして、両地域がともに活性化し持続的に発展することです。今回のワークショップと能登ツアーは、この事業の一環として実施します。

【目的】

1.今回のワークショップには、国立イフガオ州大学(IFSU)から1名、フィリピン大学オープン・ユニバーシティ(UPOU)から8名が参加しています。フィリピンは、イフガオ棚田、ラグナ湖(UPOUの近くにあり、湖岸では人口爆発と環境汚染が深刻)の持続可能性が問われており、日本は、過疎化、高齢化による地域の衰退が深刻です。両国とも激甚自然災害(火山噴火、地震、津波、台風など)の脅威に直面しています。これらに対して、持続可能性学(Sustainability Science)の視点から、問題を検証するとともに(人材育成を含む)政策提言を目指します。

2.いま進行中のGIAHS連携(イフガオと能登、佐渡)を通じて、国連大学、金沢大学、石川県立大学、フィリピンの両大学(UPOUではSustainability Scienceの博士課程の設置作業を進めています)などを結ぶ、Sustainability Scienceの研究と実践の国際ネットワーク構築を目指します。

3.成果をITと遠隔教育を活用して発信します

【主催】イフガオGIAHS発展協議会(フィリピン)、イフガオGIAHS支援協議会(日本)能登キャンパス構想推進協議会

【共催】国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(OUIK)、金沢大学「能登里山里海研究部門(珠洲市)」

 

プログラム

ファシリテーター:永井三岐子(UNU-IAS-OUIK)

10:00-10:20 【経過報告】

中村浩二(JICA草の根技術協力事業「イフガオ里山マイスター養成プログラム」プロジェクトマネジャー):能登とイフガオのGIAHS Twinningによる人材育成と地域の持続発展

10:20-11:00【基調講演】

齊藤 修(国連大学サステイナビリティ高等研究所):サステイナビリティ学が目指すレジリエントな持続型社会

 11:00-11:45【活動報告セッション1 地域と学術機関の連携、人材育成の視点から】

北村健二(能登里山里海マイスター育成プログラム):「能登里山里海マイスター」育成プログラムについて思うこと 

飯田義彦(UNU-IAS OUIK)アジアの地方社会が先導する地域づくりモデルの構築:第1回生物文化多様性国際会議分科会からの視座

豊田光世(新潟大学)・伊藤敏明 農村コミュニティのガバナンス強化に向けて~佐渡島におけるGIAHS政策展開の社会実験

11:45-12:15【活動報告セッション2-地域の実践者の取り組み】      

萩野由紀(能登里山マイスター養成プログラム修了生):森林環境教育プログラム よぼし子の森」

呉地正行(ラムサールネットワーク日本 水田部会長):田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト(RiceBED Project)とその進捗状況について

12:15-13:15 ランチ Lunch

13:15-14:30【活動報告セッション3 フィリピン・イフガオマイスター報告】

Joane Serrano (University of the Philippines Open University (UPOU)): Communicating Sustainability: Narratives of Youth’s Involvement in Sustainable Development(持続可能性をめぐるコミュニケーション:持続発展性に関する若者の関与)

Consuelo Habito (UPOU) : Strengthening Conservation and Sustainability of the Ifugao Rice Terraces through Academic and Community Partnerships(大学および地域社会との協働をつうじてのイフガオ棚田の保全と持続発展の強化)

Aurora Lacaste (UPOU): Incorporating Philippine Biodiversity in Capstone Projects of Senior High School Students: A Step Towards Education for Sustainability(高校生のESD教育へのフィリピンの生物多様性の活用)

Luisa A. Gelisan (UPOU) : Use of Video Ethnography in Documenting Ifugao Culture and Farming Practices(ビデオ民俗学の利用によるイフガオ文化と農耕のドキュメンテーション)

Eulalie Dulnuan (Ifugao State University) :Promotion of eco-tourism for sustainable development of Ifugao Rice Terraces(イフガオ棚田の持続発展にむけたエコツーリズムの推進)

14:30-15:30【活動報告セッション4 イフガオと能登をつなぐ】

白石宏己(石川県里山振興室)・廣瀬祥子(輪島市企画課)・杉盛啓明(珠洲市自然共生室、能登里山里海マイスター育成プログラム修了生)・越田秀俊(能登里マイスター養成プログラム修了生)・越田奈央子(能登里山里海マイスター育成プログラム修了生):イフガオ訪問報告(2018年1月16日〜21日に訪問)

川邊咲子(金沢大学国際文化資源学研究センター、D2):民具コレクションの過去と未来:能登半島とイフガオの事例を対象にモノ資料の来歴を辿る(使用言語:英語)

Sheryl Rose Reyes(UNU-IAS Academic Program D2)

Alvie Simonette Alip(UNU-IAS Academic Program D2)

 

15:30-16:10

【総括討議】

 

 

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